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「心の元気」を取り戻すために

臨床心理室 河西 みき

 

―臨床心理室より、緩和ケアチームでの活動と『公認心理師』の仕事についてのお知らせ―

 

臨床心理室では、公認心理師が院内の緩和ケアチームのメンバーの一員として活動しています。医師、緩和ケア認定看護師、化学療法認定看護師、薬剤師、作業療法士、理学療法士、医療ソーシャルワーカーや精神保健福祉士など、さまざまな職種の人達とのチームの中で連携しながら、患者様やご家族のお話をうかがっております。
がんなどの病気を抱えると、誰しも、驚き、ショックを受け、将来を不安に思ったり、怖く思うなど、言葉では言い尽くせないほどのつらい気持ち、「心の痛み」を抱えることがあります。

 

私達は、治療の過程で生じるさまざまな心の痛みを和らげることができるよう、患者様やご家族のお話をゆっくり、丁寧にうかがいます。同時に、病棟スタッフや緩和ケアスタッフと連携して、患者様が安心してよりよい療養生活を送ることができるように関わります。
患者様やご家族の立場になってみますと、相談をすること自体にも不安や迷いが生じ、勇気がいると思います。
どうぞお気軽に、まずは主治医や身近な看護師、緩和ケア認定看護師などにお声をかけていただき、ご相談ください。

 

さて、『公認心理師』は日本で初めてできた心理職の国家資格で、国民の皆様の心の健康の保持増進に寄与することを目的としています。
皆様には「臨床心理士」という方が心理職の資格として聞き覚えがあるかと思います。私たちは長い間この「臨床心理士」という認定資格をもちながら、心理職の資格が国家資格化されることを待ち望んできました。
約30年の経過を経て、2015年にようやく公認心理師法が成立し、2017年に施行されました。そして2019年、今年の2月に『公認心理師』資格を取得し、気持ちを新たに日々の業務に励んでいるところです。
お花

現代は、自然災害後や事故後の心の問題、子どもや高齢者への虐待の問題、労働者の健康の問題、若い世代の自殺、コロナ禍による心の不調などが増えており、私達をとりまく社会における心の問題は大変深刻になっています。

身近には、家庭のこと、子育てのこと、学校のこと、職場のこと、自分の特性のこと、対人関係のこと、病気のこと等々、さまざまな不安や悩みを抱える人が、子どもから大人までとても増えています。
私たち公認心理師は、心理学の知識や技術を活かして、心にさまざまな悩みを抱える患者様やご家族、また、患者様を支援するさまざまな職種の人たちと関わっています。

 

お花 患者様の心理的な状態を客観的に把握し、どのような支援が必要なのかをアセスメントしたり、患者様やご家族のお話を継続してうかがい、共に考えていくことで、患者様が不安や悩みの対処方法を見つけられたり、自分らしい生活を再発見することができるように心理的支援をしています。

具体的な業務内容は、精神科外来や精神科病棟において主治医より依頼を受け、心理相談や心理アセスメントを行ったり、精神科病棟や精神科デイケアでの話し合いや音楽療法などの集団療法を行っています。

また、小児科外来において発達検査やプレイセラピーを行うほか、さまざまな診療科の先生方より依頼を受け、患者様の身体的な病気から引き起こされる心理的な不安の相談に応じています。

 

心と身体は密接に関係していて、身体の不調を抱えることで、気持ちが以前のように元気になれなかったり、色々なことを楽しむ気持ちがもてなくなることがあります。また反対に、心に不安や悩みを抱えることで身体の不調がおきてくることもあります。

心身の不調によるさまざまな不安や悩みを一人で抱えている患者様がいらしたら、私たち公認心理師とお話してみませんか。
患者様が心の元気を取り戻すことができるようお役に立てる臨床心理室でありたいと思っています。

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