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山梨厚生病院DMAT 南海トラフ地震を想定した訓練に参加しました

 10月11日・12日、南海トラフ地震を想定した訓練が愛知県内・三重県内で行われ、山梨厚生病院DMATが参加をしました。

 約80病院・300人のDMAT隊員とその他厚生労働省・自衛隊・海上保安庁・消防・警察・ 中日本高速道路・愛知県医師会・医療ガス協会等様々な関係機関が参加した大規模な訓練でした。

 

 訓練の目的は「大規模災害発生に際し、中部ブロック各県DMATが緊密な連携を図り、被災地における病院支援、広域医療搬送、救急医療等を迅速に実行できるよう実践的訓練を行う。」です。

 

 実践的訓練なので山梨県内にいる時から訓練が始まりました。

 地震発生の後、厚生労働省から各県に対しDMATの派遣の要請があり、同時に私達DMAT隊員の携帯電話に派遣の要請がありました。要請を受けた後私達は、資器材等を迅速に準備し参集拠点場所である多治見 インターに向かいました。

 

 予め参集拠点場所の到着時間を伝えるため、移動も時間との戦いになり常に緊迫した車内でした。多治見インターに着くと次に活動拠点場所を伝えられすぐにそこに向かいます。 活動拠点場所は主に各病院支援かSCU(staging care unit)になり、山梨厚生病院DMATは愛知県小牧基地SCU配属になりました。

 

 SCUとは傷病者を被災地内から被災地外への航空機搬送するうえでの臨時医療 施設であり、搭乗前最終のメディカルチェックを実施する拠点となります。 SCUでの活動内容は広範囲に及びます。診療部門、医療搬送部門、広域医療搬送に関する情報の収集、搬送患者の情報管理、搬送手段の調整、各県・消防・自衛隊・医師会等関連機関との調整など、これら すべての業務が、どれだけ迅速かつ正確に行えるかが、広域医療搬送を行う上で重要になります。

 

 緊迫した状況の中で傷病者の受け入れ→診療→搬送の繰り返しを行い午後3時、訓練終了の合図とともに「~お疲れ様でした~」の掛け声がSCU館内に響き渡り訓練が終了しました。

 

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 訓練に参加したのは今回が初めてで、事前に内容がわからない中での訓練でしたが、訓練が終わり課題が明確になりました。今後この経験を院内の災害訓練に活かすのはもちろん、派遣要請があった場 合にも自信を持って災害現場に向かえるよう努力したいです。

 

 昨今、東日本大震災・各地域の異常とも言える豪雨・今年2月の山梨県内の大雪・そして御嶽山噴火等自然災害が増える中でDMAT派遣要請も今後増加すると考えられます。「防ぎ得る災害死」を無くすために これからも訓練です。

 

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訓練参加者 [山梨厚生病院DMAT]

天白典秀 (医師)

佐野里美 (1-4看護師)

進藤きよ美 (外来看護師)

篠原貴志 (総合相談センター)

小泉寿一 (企画管理部)

 

 

                                                 山梨厚生病院 DMAT

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