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80列CTを導入しました

診療放射線室 室長 縄 重 亨

 

当院では今まで2列CTと16列CTの2機種を使用して画像診断を行なってきましたが、機器の契約終了と耐久年数の終了で2台のCTを共に更新する事となりました。

しかしながら、2台を一度に更新しますと患者様にご迷惑をお掛けしてしまいますので、2列CTを先ず更新し、次に16列CTを更新する事としました。

 

cof 今回の2台は患者様により優しく、安心して、高画質な画像を提供する事を目標としてキャノンメディカル社製80列CT「Aquilion Lightning」と「Aquilion Prime SP」を採用しました。
2列・16列から80列と言う数字を見ただけでも、違うという事が分かりますが、数字だけでなく前機種とは様々な違いがあります。2台共通の特徴ですが、80列にした事で細かなデータを高速に撮影出来る様になります。高速に撮影出来る事で息を止める時間が短くなり、患者様の負担が軽減されます。更に、患者様の負担軽減で言えば、被ばく線量でも負担軽減が出来るようになりました。それは、最新技術の新X線光学技術ソフト「ADD3D」を使用している事で可能になっています。

検査部位や検査目的によって違いますが、従来の被ばく線量の半分を目指す事が出来ます。

もう1つは、体内に金属が入っている患者様の撮影をする時に、この金属が邪魔をして周辺の画像が出ない場合がありますが、これも金属低減ソフト「SEMAR」を用いる事で、周辺の組織を鮮明に写し出す事が出来る様になっています。

 

今回、80列CTと言う高性能機種の導入は、画像の質向上だけでなく、患者様の負担軽減を考えての結果です。
新しく導入しました機器を使用し、当院の理念であります、「やさしく・親切・ていねいに」を忘れず、病気の早期発見・早期治療ができ、地域医療にも一層貢献できる検査を行なってまいります。
cof
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