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乳がん ―検診で早期発見を―

乳がんは女性に圧倒的に多いがんで生涯のうちに女性の1割以上が罹患するとされています。しかも30歳代後半から発症し40歳から50歳代が最多とほかのがんに比べて若いのが特徴です。この時期はいわゆるAYA世代の後期に当たり、仕事・育児・家事など女性にとっては大活躍の時に当たります。残念ながら乳がん自体の発症率は年々増加してきていますが、医学の進歩によって早期発見し早期に治療を開始することで治癒の可能性が大きく上がりました。

 

早期発見に最も重要なのは「自己触診」と「乳がん検診」です。ご自分での触診はいろいろなメディアに掲載されているのでもうご存知の方も多いと思いますのでここでは健診について説明します。
主な検査方法は「マンモグラフィ」と「乳腺超音波検査」です。マンモグラフィは乳房を挟んで2方向からレントゲン写真を撮ります。超音波検査は技士がプローベという器具を当てて乳腺を調べます。それぞれ特徴があるため両者合わせ行うことが標準ですが、疑陽性(がんではないのにがんであると判断すること)が多いため最近ではより正確に診断できる「トモシンセシス(3次元撮影)」をマンモグラフィの代わりに使うことも増えてきました。
心配される方もおられる放射線の被ばく量ですが、通常のマンモグラフィでは日本人が年間に被ばくする自然被ばく量とほぼ同様で、トモシンセシスでもほとんど変わりません。女性の方は30歳代から乳がん検診をお勧めします。

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