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当院の認定看護師

認定看護師とは、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格し、特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を持つことを認められた看護のエキスパートです。

 

認定看護師には3つの役割があります。
1.実践:患者様や御家族に対し、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を行う。
2.指導:看護実践を通し、看護職者に対して指導を行います。
3.コンサルテーション(相談):患者様や御家族、医療関係者に対して特定の看護分野における相談を行います。

 

当院では令和3年10月1日現在、9名の認定看護師が在籍しています。

在籍分野: 感染管理認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師
緩和ケア認定看護師
糖尿病看護認定看護師
認知症看護認定看護師
手術看護認定看護師
慢性心不全看護認定看護師

 

当院の認定看護師一人ひとりが活動するにあたり「大切にしていること、意気込み」をテーマに紹介致します。

 

 

感染管理認定看護師  鶴田 延江

「協働と統一して実践できる体制を目指して」

私たちの身の回りには目に見えない様々な病原体が存在し、突如感染症流行などの恐怖で脅かされることも少なくありません。感染管理認定看護師は、患者様や面会者、病院に関わる全ての職員、また病院に出入りする全ての人を感染から守るために、医師・薬剤師・臨床検査技師と連携し組織横断的に活動しています。求められる役割として、疫学・微生物学・感染症学・消毒・滅菌・関係法規などに関する最新の知識を基盤に、各施設の状況に合った効果的な感染管理プログラムを構築し教育・指導をしています。患者様が安全で信頼できる療養生活を送るために、職員一人ひとりが理解し、組織的に実践できるよう今後も活動したいと思っています。
自身の座右の銘は「ケ・セラ・セラ」
過ぎたことも先のこともくよくよ考えないで、おおらかに構えて“ほんのり”前向きな気持ちでいたいと思っています。

鶴田室長29.8.30

 

皮膚・排泄ケア認定看護師  手塚 奈緒美

「身近なケア“だからこそ”質の高い看護の提供を目指して」

皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷(Wound)・オストミー(Ostomy:ストーマ人工肛門や人工膀胱を造られた方)・失禁(Contience)ケアの3分野に関わる看護を専門としています。スキンケアや排泄ケアは入院中だけでなく在宅でも日常的に行われるので、欠くことのできない看護の基本的な部分です。また、高齢化や最新医療の発展と共に、看護の現場には様々なスキントラブルが発生し患者様に様々な苦痛を与えています。そのため、この基本的なケアに関わることで「看護の力」を存分に発揮し、より質の高い看護をスタッフと共に提供できるように努力しています。患者様やご家族のライフスタイルを考慮した上で、専門的視点からスタッフと共にケアの方法を考え、結果に反映できた時や患者様やそのご家族から感謝のお言葉を頂いた時には大きな喜びになります。一人でも多くの患者様のスキントラブルが減らせるよう、他職種とも協働し、看護の提供を目指していきたいと思います。

手塚

 

緩和ケア認定看護師  小林 恵理

「患者様、ご家族の笑顔のために寄り添う看護を」

がんと診断された時から、患者様やご家族は苦痛を抱えると言われています。当院には、現在4名の緩和ケア認定看護師が在籍しています。
緩和ケアの目標は、「患者様とそのご家族が自分らしく過ごせる」ことです。身体的な症状だけではなく、病気や治療、日常生活に対しての不安やご家族への思い、仕事や社会復帰など抱えきれない心配や不安。またご家族が抱えている問題も、患者様やご家族と共に寄り添い、様々な苦痛に対してお手伝いができる看護を目指しています。
当院は「地域がん診療病院」に指定されており、質の高いがん医療を提供するため、がん医療の内容充実と治療成績の向上を図っております。
さらに、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、心理士で構成された緩和ケアチームで活動し、患者様の苦痛を和らげるために担当医と連携し、患者様とご家族にとっての最善の医療を提供しています。
私は、「患者様とご家族に1日1笑い」をモットーに、患者様と支えるご家族が笑顔でいられることを目指し、ご自身が良い方法を選択でき自分らしい人生を見つけるお手伝いをしたいと思っています。

矢澤

 

緩和ケア認定看護師  五味 瞳

「患者さんの歩んできたかけがえのない人生を大切にする」

『緩和ケア』と聞くと「がん治療ができなくなった方への医療」「がんの終末期に受けるもの」とイメージされる方がまだ多いようです。しかし緩和ケアは、がんと診断された時点からすべての患者様に必要なケアになってきています。そして、近年はがん患者様だけでなく、いつでも、どこでも、だれでも受けられるケアへと広がっています。
緩和ケア認定看護師は、よりよいケアをチームで提供できるよう、患者様やご家族に関わる多職種をつなぐ架け橋的な役割も行っています。私は緩和ケア認定看護師として、人間の持っている『生きる力』を信じ、支え、体や心の辛さに寄り添いたいと思っています。患者様の人生や生活に目を配り、その人らしい生き方が最期までできるように、療養の環境を調整し患者様自身や家族の思いを支えることを大切にしていきたいと思います。

梶原

 

糖尿病看護認定看護師  内藤 裕美

「より良い人生を送るためセルフケア向上を共に考える」

近年、糖尿病人口は増加の一途をたどり、40歳以上の3人に1人は、糖尿病の可能性を否定できない現状です。しかし、糖尿病は自覚症状に乏しく、糖尿病であるという自覚を持ちにくいため療養行動に結び付きにくいとも言われています。すべての患者様には、糖尿病とうまく付き合う力を持っています。その力が十分発揮できるよう、食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣を振り返り、病気と共に生活されている患者様が生活改善できるように支援し、健康的な生活習慣をご自分で確立できるようにサポートすることが糖尿病看護の果たす重要な役割と考えています。患者様がその人らしく、より良い人生を送れるようにあらゆる職種と協働して支援していきたいと考えています。
主な活動として、糖尿病患者様を対象としたフットケアの実践、糖尿病教室の開催を行っています。(糖尿病教室開催に関しては、当院ホームページをご参照ください。)

内藤

 

認知症看護認定看護師  加賀見さおり

「穏やかな時間を共有する」

2015年1月厚生労働省の推計によれば、2025年には認知症患者が700万人にのぼると言われており、認知症は高齢者にとって非常に身近な問題となります。認知症のメカニズムは未だ解明されておらず、また効果的な治療法も確立されていないため、他疾患との鑑別、重症度の評価などに困難を要します。認知症の症状に対する対処法は一律ではなく個々の人それぞれの言動に意味がある事を理解しながら関わる事が大切です。認知症患者様の看護は、認知症の患者様の生命、生活の質、尊厳を尊重し、認知症の発症から終末期に至る病状管理ならびに療養生活環境を提供する看護実践です。決して特別なことではなく、「看護の基本」であると考えます。「人と人」としての関わり、自分だったらどうだろうか?自分の大切な人だったらどうだろうか?といつも心に留めながら関わらせていただいています。認知症の人と関わるすべての人との出会いを大切にしながら「明るく!元気に!美しく!」穏やかな時間を共有できるよう、日々努力していきたいと思います。

師長

 

認知症看護認定看護師  橘田 純子

「院内デイケア“わくわく”を通して」

認知症の患者様は、言葉で身体の症状や感情を表現することが苦手となり行動で表現することがあります。その行動が一見不可解で問題行動と思われてしまうことがあります。行動には理由があるため、認知症を持つ患者様一人ひとりに寄り添い行動の理解を深めるとともに、患者様を取り巻く方々の対応の困難を知り、患者様に合った接し方や対応策を一緒に考えていきたいと思っています。生活環境の調整や自己決定の支援などを行うことで患者様やご家族も笑顔になれる認知症ケアを目指していきたいと考えています。
現在当院では、院内デイケア「わくわく」を週3回開催しています。介護福祉士と共にアイディアを駆使して参加されている患者様のできることを引き出したり、穏やかに過ごす時間が持てるよう取り組んでいます。

橘田

 

手術看護認定看護師  雨宮 美咲

「より安全な手術看護の提供を目指して」

医療技術の進歩、先端医療の導入により手術の低侵襲化、多種多様な術式が発展し手術看護を取り巻く環境は年々変化しています。手術は、多くの方にとって一生に一度あるかどうかという大きな出来事であり、手術療法を選択した患者様が、手術・麻酔など未知のものに対して大きな不安を抱えていると思います。そのような患者様の手術療法を選択なさった意思を尊重し、思いに寄り添い、必要な情報提供や安全な手術の実施を行っております。
手術看護認定看護師は、手術前から手術中・手術後を通し周術期にある患者様を対象に、手術を受ける患者様の看護に関する最新の知識と技術を持ち、身体的・心理的・社会的な状態を総合的に判断し、手術室看護師としての役割モデルとなり個別的なケアを計画、実施していきたいと思います。

雨宮さん

 

慢性心不全看護認定看護師  鈴木 麻美

「病い」とともに生きるその人に寄り添う

近年、心筋梗塞や狭心症など虚血性心疾患の増加や少子・超高齢・多死社会により高血圧や弁膜症の増加などにより、心不全の患者様が急増しています。心不全の罹患者率は高齢になればなるほど高くなることが知られており、罹患者数は全国で約120万人、2030 年には130 万人に達すると推計されています。
心不全は、高齢者がもっとも気をつけなくてはいけない心臓のトラブルの一つです。
そのため、日常生活において心不全を予防し、再発させない治療や疾病管理が大切となります。心不全は繰り返すことで、疾患の状態は変化し症状と折り合いを付けながらの生活を強いられるようになります。このような「病い」とともに生きる患者様と家族に寄り添うことを大切にし、その人らしく生活できるように多職種と協働し支援していきたいと考えています。
当院は、心臓リハビリテーション外来を開設し、入院中から外来へと継続できるようになりました。(詳細は、当院ホームページをご覧ください)

鈴木さん

 

 

各分野においてお困りのことがありましたら、一緒に考えて解決していきたいと思っております。

いつでも私達にお声掛け下さい。

 

 

認定看護師への支援

当院では、高度・専門医療に対応できる看護職の育成・活用を組織的に考え、認定看護師取得希望者への支援を行っています。
1、各々の認定看護師が活動しやすい環境づくり(配属・活動時間の保障等)
2、認定看護師が連携しやすい環境づくり(組織横断的活動を可能にする委員会等)
3、新たな認定看護師の育成
4、地域への貢献(近隣の病院・施設での講師や指導、相談等)

 

 

 

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