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胆石症

【疾患名】

胆石症

【病態】

胆汁は肝臓で作られる消化液で、胆汁が流れる道が胆道です。胆道は、肝内胆管・肝外胆管・胆嚢に分けられます。胆汁内の成分が結晶化し、これを核にして結石になったものを胆石といいます。胆石はできる場所によって、肝内結石・胆管結石(肝外胆管にできた結石)・胆嚢結石に分類され、各々、胆管炎、胆嚢炎の原因になります。
現在、我が国の成人の10人に1人が胆石を持っているといわれていますが、そのうち症状が現れるものは20%位といわれています。原則として手術適応になるものは、症状の現れた胆石症です。

【症状】

右上腹部痛・違和感、背部痛、発熱、嘔気、嘔吐、黄疸、尿濃染等

【検査】

腹部超音波検査
腹部CT
磁気共鳴胆管膵管造影(MRCP)
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
血液検査

【治療法】

症状のある胆嚢結石に対しては、胆嚢摘出術を行います。
原則として、腹腔鏡下胆嚢摘出術(腹部に3~4箇所の小さな穴)を行いますが、胆嚢の炎症のため周辺の臓器と癒着している場合や、腹部の手術を受けたことがある方では、開腹胆嚢摘出術を行わざるを得ないこともあります。最近では、臍部に小さな傷1箇所で済む、単孔式の腹腔鏡下胆嚢摘出術も行っています。
胆管結石に対しては、通常、内科的治療(内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)や内視鏡的乳頭バルーン拡張術)が行われます。しかし、胃の手術後の場合には開腹手術(胆管切開・採石術)が選択されることがあります。

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