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変形性膝関節症

【疾患名】

変形性膝関節症

【病態】

関節を構成する組織に慢性の退行性変化と増殖性変化が起こり、関節の形態に変化をきたす疾患です。

関節性変化は最初、関節軟骨に始まり、引き続いて骨の変化に進みます。

関節の老化現象加齢によるものでは、関節軟骨の弾性性の低下と機械的な影響が加わって(例えば使い過ぎにより)関節軟骨がすり減って、変形をきたします。

また、膝関節に疾患や外傷があってこれに続発する場合があります。

【症状】

運動時痛で始まることが多く、正座からや椅子から立ち上がるときの痛み、歩き始めの時の痛みが出現します。

病状が進むと、膝関節内の関節液が増加して、膝関節が腫脹する(水がたまる)こともあります。

進行すると、正座や階段の昇降が困難となり、末期になると安静時にも痛み、膝をしっかり伸ばせなくなり、歩行が困難となることもあります。

【検査】

レントゲン検査にて骨棘をみることが多く立位正面像で関節裂隙の狭小化を認めます。

必要に応じてMRI検査を行います。

【治療法】

症状が軽い場合には、保存的治療として、消炎鎮痛剤の内服・外用薬の使用、関節内へヒアルロン酸の注射、大腿四頭筋筋力強化の訓練・関節可動域の改善訓練などのリハビリテーション、温熱療法、足底板や膝装具の装着、生活環境の改善などがあります。

症状が強く、保存的治療の効果が得られなくなった場合には、人工膝関節置換術が行われることがあります。

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