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関東ブロック第44回学術大会

 

 

外来でのオマリズマブ処方時における医師・看護師との連携と投与手順

 

土橋和久1 、河西富彦2 、清水初美1 1山梨厚生会 塩山市民病院 薬局、2呼吸器内科

 

 

【はじめに】

オマリズマブはヒト化抗IgEモノクローナル抗体であり、臨床においては通年性吸入抗原に感作された最重症持続型喘息患者に対する治療ステップ4の長期管理薬として使用が考慮される。当院では初回患者を除く外来でのオマリズマブ処方時、医師の指示の下、薬剤の調製を薬剤師が行い、看護師が投与する。しかし、オマリズマブは調製に時間を要する薬剤であり、外来での患者の待ち時間が長くなることが問題視された。一方でオマリズマブは重篤な副作用としてアナフィラキシー様症状が報告されており、投与後の患者の観察も重要である。そこで、患者の待ち時間が短縮され、かつ安全に投与して帰宅出来ることを目的とした、オマリズマブ処方時の当院における取り組みを報告する。

 

【方法・結果】

当院ではオマリズマブの調整を薬局内の安全キャビネットで行うため、処方を受けてから払い出すまでに、ある程度時間を要する。そこで当院では来院から診察までの待ち時間の中で、まず看護師が患者の症状・バイタルを確認後医師に報告する。その直後に医師が処方し、薬局での調整が開始される。これにより診察後にオマリズマブの調整を開始するのに比べ、患者の待ち時間の有効な利用を可能とした。さらに、オマリズマブ投与後に発現される恐れのあるアナフィラキシー様症状の発現頻度を考慮し、患者が来院してから会計後帰宅するまでの流れをフローチャート化した。これらにより、院内での職種間の連携を円滑にし、安全で効率的な診療を実現している。

 

 【結論】

当院での取り組みは、オマリズマブを外来で投与している患者の待ち時間の短縮につながり、外来受診の負担軽減に役立っている。さらに投与後のリスクに対しても職員が共通の意識を持つことができ、患者の安全に寄与しているものと考える。

 

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