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関東ブロック第40回学術大会

 

 

脱カプセルをしたタミフルの小児患者の服用に関する調査

 

山梨厚生会 塩山市民病院 薬局

雨宮健太,清水初美,朝倉寛達

 

 

【緒言】

昨年の秋~冬にかけて、新型インフルエンザの大流行により、タミフルドライシロップの供給が需要に追いつかなくなるという事態が起きた。そこで当院では、タミフルカプセル75mgを脱カプセルし、乳糖で賦形して3%として調剤を行った。(以下、脱・タミフルとする)しかし、その味は私たちが味見をしても非常に苦いものであった。
これほど苦い薬を小児患者が飲むことができるのだろうかという疑問から、今回の調査を行うことにした。

 

【方法】

・調査期間:平成20年11月14日~平成20年12月31日。
・対  象:脱・タミフルを処方された外来小児患者およびその保護者。

・調査方法:当院薬局独自のアンケートとメーカー情報を基に作成した「くすりのしおり」に基づき、
      再来局時に窓口にて聞き取りを行った。また、来局のない患者においては、電話での調査を
      行った。

 

【結果】

0~14歳の外来小児患者107名に調査を行い79名から回答が得られ、回答率は73.8%だった。また、脱・タミフルを上手に服用できた患者は89.9%で、そのうち水で服用した患者は30%で、残りの70%は何らかの食品に混ぜて服用していた。その中でも、チョコレートアイスやヨーグルトと一緒に服用した患者が多かった。

 

【考察】

脱・タミフルと一緒に服用した食品で、チョコレートアイスやヨーグルトが多かった理由として、味が濃いため苦味をマスクできることや食品の持つとろみで、脱・タミフルのザラザラとした食感がわかりにくくなるためではないかと考えられる。
今回の調査で得られた経験をもとに、投薬時の患者との対話の中で、個々の患者状況に応じてアドバイスをすることにより、アドヒアランスの向上が期待できる。

 

【感想】

今回のこの調査を通して、聞き取り調査の難しさや協力してくださる患者さんのありがたさを学ぶことができました。
ポスター発表当日は、多くの先生方から質問や意見をいただきました。これらを業務に活かしていきたいと思います。

 

タミフル

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